改訂 乳児保育 吉本和子 郁洋舎 いくようしゃ

改訂 乳児保育

一人ひとりが大切に育てられるために

吉本和子(著/文/その他)
B5判 176ページ
定価 2,200円+税
発売日 2023年9月1日
ISBN:978-4-910467-11-5

ページサンプル

内容紹介

「一人ひとりを大切に育てる」ための乳児保育の実践解説書。子どもの発達段階別に、食事や排泄などの保育者の援助と方法を、コマ割り写真で具体的に解説します。

あそびと環境・道具についても豊富な写真・図表で丁寧に解説します。生活と遊びを支える「育児担当制」について、子ども一人ひとりの日課をクラスのスケジュールとして展開する流れる日課を説明しています。

ポスターサイズの発達表付き。全国の保育現場と保育者養成校で活用されてきた『乳児保育:一人ひとりが大切に育てられるために』の全面改訂版です。

目次

保育の基本は乳児期から:一人ひとりを大切に育てる

乳児期からの積み重ねが大切
保育者だけの責任ではない
習慣を身につける
一人ひとりに関わるための育児担当制
育児担当制が育むもの
安定した生活が見通しをもたらす
乳児の生活のための環境づくり
生活習慣が身につくプロセス
子どもが主体的になるために
発達を保障するために
おとなが意識すること
求められる専門性

0~3か月:肌で安心・愛情を感じる

体と心の発達、生活リズム
授 乳
・哺乳瓶、調乳器具の洗浄と滅菌方法
・粉ミルクの調乳方法
・冷凍母乳の取り扱い方
乳児期における衛生面の習慣化
着脱・排泄

4~6か月:あやすおとな、聴く子ども

体と心の発達、生活リズム
食 事
・離乳のすすめ方の目安
・離乳準備期の食事のすすめ方
・離乳初期の食事のすすめ方
着脱・排泄

7~9か月:自分でひろげる外界

体と心の発達、生活リズム
食 事
・離乳中期の食事のすすめ方
着脱・排泄

10~12か月:信頼するおとなとの共同

体と心の発達、生活リズム
食 事
・離乳後期の食事のすすめ方
着脱・排泄

13~15か月:わたしを見ていて~アタッチメントの形成

体と心の発達、生活リズム
食 事
・離乳完了期の食事のすすめ方
着脱・排泄

16~24か月:少しわたしにまかせて~母子分離

体と心の発達、生活リズム
食 事
・幼児の食事に向けて
着脱・排泄

25~36か月:ひとりでできるよ~自律から自立へ

体と心の発達、生活リズム
食 事
着脱・排泄

育児担当制と流れる日課:子どもが安心して過ごせるように

一人ひとりの子どもの要求に応える
一人ひとりの日課をつくる
一人ひとりのための担当とグループ
・0歳児クラスの子どもと担当保育者の1日の流れの例
・1歳児クラスの子どもと担当保育者の1日の流れの例
・2歳児クラスの子どもと担当保育者の1日の流れの例

あそびと環境づくり:子どもの発達にあった空間・道具

乳児期のあそびの大切さ
子どもが自らあそぶ環境をつくる
子どもの世界をひろげる
子どもの目に見える環境をつくる
発達にあった道具を豊富に
休息とお世話の空間
おとなは見守り、共感する
・乳幼児の発達とあそび
0歳児クラスの環境づくり
・0歳児クラスの空間見取り図
1歳児クラスの環境づくり
・1歳児クラスの空間見取り図
2歳児クラスの環境づくり
・2歳児クラスの空間見取り図
乳児のあそび道具 0歳児クラスの主な例

あとがき

巻末資料(発達表)

著者プロフィール

吉本和子(ヨシモトカズコ)(著/文/その他)

やまぼうし保育園元園長。1976年に社会福祉法人萬年青友の会を設立し、兵庫県におもと保育園、久々知おもと保育園、やまぼうし保育園を開園し、いずれも園長を務める。2021年に退任。乳幼児の発達をふまえた保育の実践に取り組んで、全国各地の保育施設で保育実践の指導を行う。

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